クレール・ドニ  「パリ、18区、夜」(1994) 

10ミニッツ・オールダー「イデアの森」(2002)に入っている監督。
冒頭、ヘリコプター俯瞰撮影理由付け無しの大笑いは好き。おしゃれ映画か現実的な映画か、できは悪くないが、まさに好みによる映画ではないか。人物同士で物語を作るも意味づけも必要でないにしても、何か足りない。人物を通して「街」「問題」なりをもう少し現実的に踏み込んだものにすると興味深いものになったと思う。
冒頭、笑って街を飲み込む勢いなら「J'AI PAS SOMMEIL」+眠らない街あたり包括して欲しかった。
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