2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 バルトーク ミクロコスモス(全153曲)             

アレグロ・バルバロの話しはしたことあったけど、いい話題を振っていただいた。 シャンドールとの比較でコチシュは、よさそうだなー。44デュオも課題。(T_T)

 フォーレ 夜想曲                       

相変わらず、ぐっとこない。ジャン・ユボーのピアノはどこまでも中庸。1曲除いて驚異的に全音、柔らかい音。 楽曲をわかりやすいものとしているかは今のところ不明。寝るときにいいのは間違いない。

 ケルビーニ レクイエム                    

ハ短調をようやく入手。トスカニーニはいい。

 ストラヴィンスキー 詩篇交響曲                

緩徐楽章は、アンセルメ演奏だと、まさにフーガの技法ではないか。ブーレーズは3楽章の交響曲のほうが良いかな。 ひとまず、ミューズ、妖精、オルフェウス、カード遊び(これはかなり面白そうだ)を、しっかりきかねば。

 リゲティ 練習曲第1巻 第2巻 ムジカ・リチェルカータ        

逝去に絡んで、久しぶりにきいた。書け流してもすんなり耳に入ってくるので楽。気合いれたいときに大音量でかけよう。

 ニールセン クラリネット協奏曲&交響曲5,6番         

サロネン盤との比較、ストルツマン入手。クラリネット協奏曲は、かなりの傑作の香りでも、なかなか馴染めない。 2006/08 5番・・かな。

最近のものまとめて6発。

 「シャイー〜 マーラー:愛の引力」「ルチアーノ・ベリオ〜シテール島への航海」

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1467298 「シャイー&コンセルトヘボウ 〜 マーラー:愛の引力」 監督:フランク・シェファー シャイー&コンセルトヘボウ管弦楽団なのかマーラーのドキュメンタリーか。。。よくあるつまらないドキュメンタリ…

 「ピエール・ブーレーズ/ECLAT・Sur Incises」

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1403759 『ECLAT』 監督:フランク・シェーファー 1965年作曲、15楽器のための作品『ECLAT』ドキュメンタリー。 スパンヤールド指揮ネザランド新アンサンブル演奏を、ブーレーズが指導。 ・『Sur Incises、ブー…

タイトル(企画)、収録時間・値段に関して、このJUXTAPOSITIONSシリーズは破格。 シリーズ全作品 http://www.naxos.co.jp/JUXTAPOSITIONS.html

 マリア・ユージナ (1899-1970)  平均律第2巻 

ようやくきけた。きくまえからこれほどカリスマを感じた演奏家もそういなかった。 めちゃくちゃ芯のある音。左手バッチシ。何モノにも動じないような(実際、ネイガウスもものともしなかったのではないか)音楽作り。一方でエドウィン・フィッシャーみたいな…

 ジャン・ヴィゴ (1905-1934)   ZERO DE CONDUITE

完全版でないとはいえ省略・暗喩の重要性、興味深さ。ジャンプ・カットの使用など含め映画表現の可能性を追求。 よくわからない部分もあるので、また見直したい。白眉は羽の舞うシーン。 ガンスの「ナポレオン」をいやがでも思い出す。壮絶に美しい場面。ア…

 記憶

起きてしばらくすると、まさにはかない。

 バルトーク 弦楽四重奏全集               

「映画史」でゴダールが、バーナード・ハーマン「サイコ」と交錯させたのはえらい。 もっと激しくやってくれたら最高に嬉しかった。 そのイメージではジュリアード>アルバン・ベルク>タカーチ(ちょと失望)。 今の気分では、ジュリアードが明確性に抜きん…

 ジョン・フォード (1894-1973) 「周遊する蒸気船」(1935) 

「丹下左膳余話 百万両の壺」(1935) 山中貞雄 「生きるべきか死ぬべきか」(1942) エルンスト・ルビッチ あたりにも通じる構成の完璧さ、素材・登場人物の生かし方、面白さ。 (たかだか)蒸気船の競争を"内部破壊”によってスペクタクル活劇にまで昇華、 最後…

ジェルジ・リゲティ 逝去 

(György Sándor Ligeti, 1923年5月28日トゥルナヴェニ - 2006年6月12日ウィーン) ルーマニア出身ハンガリー人オーストリア在住。享年83歳。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82…

 マルグリット・デュラス 「モデラート・カンタービレ」

すごい久しぶり、小説だか文学の類。”小説文体”に頭が回らない。しかし、訳、センス全くないのでは。。Marguerite Duras (1914-1996) ヴェネツィア時代の彼女の名前 (1976) SON MON DE VENISE DANS CALCUTTA DESERT

 「フレディ・ビアシュの手紙」の空  

「史上最も美しい」いろいろな意味でいい(T_T) 私的には「新ドイツ零年」あたりからカメラの深み、訴求力が違うように思っていたが。

2006所感メモ一般公開アクセス比較的簡単映画”いわゆる一般的”映画”について。 ヌーヴェルヴァーグ以降、映画作りは、映画文法を踏まえないような”個人的”流儀が横行、更にはビジネス化著しい今日では、映画はゲージツという見方よりは、娯楽・消費物として…

 意識下?

全く記憶してなかったものをみるのはどういうことか (対して現実は少ない 2408 YMK 300QUID

 A.マン 「ウィンチェスター銃'73」 (1950) 

小道具ひとつで流れをつくるやりかたは、素晴らしい。まとまったできばえ。丘・絶壁岩山など作り手のこだわりをみてとれるのも楽しい。(2006/07)

 アベル・ガンス (1889-1981)   「ナポレオン」(1926) (前半のみ)  

フランシス・フォード・コッポラの総指揮、コッポラの父作曲オーケストラ曲付き壮大4時間映画。 フランス人が狂ったらとことんやるぞの見本。エイゼンシュタイン、モンタージュ理論実践映画「戦艦ポチョムキン」は1925年らしいが、ガンスは理論も何も無く10…

 アンソニー・マン (1906-1967)   「エル・シド」(1961)

壮大なスケール・スペクタクル巨篇的タイトル「ローマ帝国の滅亡」(1964)にも惹かれるが、「ウィンチェスター銃'73」(1950) 「怒りの河」(1951) は、ぜひとも観たいと思いつつも、マン初鑑賞は、11世紀英雄エル・シドの生涯・大スペクタクル大作。昔のスペク…

大作2本

 ジャン・ルノワール(1994-1979) 「フレンチ・カンカン」(1954)

大いなる幻影(1937) ゲームの規則(1939) 黄金の馬車(1953) を、はじめとして名作映画生みの親、まさに映画の親父。「カンカン」は恥ずかしながらタイトルで避けていた一本。一言で言うなら、足をふりふり、上げ上げオペレッタ的映画。しかし!上記の仏系映画…

 キング・ヴィダー(1894-1984) 「結婚の夜」(1935) 

うまい、無駄が全く無い!映画的表現満載。映画の見本。ラストも美しい83分作品。G.クーパー主演。 (はまぞうDVD「結婚の夜」検索は、なぜかロメール・コレクションだ!

 ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ  「イゴールの約束」(1996) 「息子のまなざし」(2002)

ベルギー人兄弟らしい。非常に残念ながら「息子」を先にみてしまった。セミ・ドキュメントで追いかけ背後アップ・ショットは驚いた。「約束」でこの人のやり方がわかっていれば泣けた気がする。方向的に「息子」で更にドキュメント風、核のみの方法が完成。…

 ブノワ・ジャコー 「肉体と財産」(1986)

フェチ系監督か。(笑) すでにタイトルからして匂う。女優4人(特にドミニク・ザンダ)か、レオーを観る映画としか思えなかった。個人的にはレオーが主役で全編”あれ”で通してくれたらそれでよかった。 「イザベル・アジャーニ・惑い」(2002)、はまったら面白…

 クレール・ドニ  「パリ、18区、夜」(1994) 

10ミニッツ・オールダー「イデアの森」(2002)に入っている監督。 冒頭、ヘリコプター俯瞰撮影理由付け無しの大笑いは好き。おしゃれ映画か現実的な映画か、できは悪くないが、まさに好みによる映画ではないか。人物同士で物語を作るも意味づけも必要でないに…

ようやく最近の映画もちょっとみれた。いずれも初見の監督。(ルノワール以外)(画像は、なんちゃって、はまぞう)