ジャン・ルノワール(1994-1979) 「フレンチ・カンカン」(1954)

大いなる幻影(1937) ゲームの規則(1939) 黄金の馬車(1953) を、はじめとして名作映画生みの親、まさに映画の親父。「カンカン」は恥ずかしながらタイトルで避けていた一本。一言で言うなら、足をふりふり、上げ上げオペレッタ的映画。しかし!上記の仏系映画が余裕でぶっ飛んだ。あのルノワール・カラーはどうなっているのか。。やけに味のある色合いバゲットは、私映画パン史上でも1,2を争う。足上げの上達過程も楽しい。とにかく素晴らしい「映画」、文部省認定高等教育過程に組み込むべき国宝級感動の一本。