ジョン・フォード (1894-1973) 「周遊する蒸気船」(1935) 

丹下左膳余話 百万両の壺」(1935) 山中貞雄 
生きるべきか死ぬべきか」(1942) エルンスト・ルビッチ
あたりにも通じる構成の完璧さ、素材・登場人物の生かし方、面白さ。
(たかだか)蒸気船の競争を"内部破壊”によってスペクタクル活劇にまで昇華、
最後の汽笛でのアン・シャーリーの表情は美しくも楽しい。カメラもめちゃくちゃ美しい。
個人的にキー・マンはモーゼ、なんと気のきいたアイディアなのか。完全無欠な傑作といいたい。